【JR・高速バス】長崎-福岡博多間の移動手段を徹底比較【2022年最新版】

今回は、長崎-博多(福岡)間を移動する方法を、2022年最新版というとで4パターン比較しながらご紹介していきます。

当記事ではすべて公共交通機関での移動を前提としており、JRと高速バスでの方法となっています。

長崎、福岡間を出張や旅行で移動される方は、ぜひ参考にしてください。

目次

長崎-福岡博多間の移動手段【JR編】

まずは、長崎-福岡博多間をJR(電車)で移動する際の手段についてご紹介します。

下記画像は、JR九州ではおなじみの「特急かもめ」です。

画像引用:885系かもめ丨JR九州

真っ白いボディがとてもカッコいいです。

ちなみに下記画像も「かもめ」です。

こちらのかもめ(787系)は車体が黒いことから、鉄道ファンの一部の間では通称「黒いかもめ」と呼ばれています。

メインで運行しているのは「白いかもめ」で、運行は1時間おきなのですが、黒いかもめはその間を埋めるように運行されています。

ですので、白いかもめ→30分→黒いかもめ→30分→白いかもめ・・・と、メインの白いかもめの運行をカバーするように走っているのが黒いかもめというわけです。(時間帯によってはこの限りではありませんので、時刻表をお確かめの上ご乗車ください)

白いかもめの台頭で影に隠れ気味な黒いかもめ。

ですが、黒いかもめはゆくゆく引退になるとも言われていますので、今のうちに乗車して楽しんでおくのも一興かと思います。

長崎-福岡博多間の移動手段①特急かもめ

JRで移動するには、「特急かもめ」を利用して移動する方法があります。

所要時間は片道約2時間です。

結果的には1番早く安定して移動できるのは「特急かもめ」です。

以下、かもめの料金表です。

特急かもめ自由席4,270円
特急かもめ指定席4,710円
特急かもめグリーン車5,870円
九州ネット早特3(グリーン車)4,050円
2枚切符(指定席)1枚当たり3,150円
九州ネットきっぷ(指定席)3,150円
九州ネット早特3(指定席)2,550円
九州ネット早特7(指定席)2,340円

あらかじめ予定が決まっているのであれば、九州ネット早得7で切符を購入するのが一番お得です。

往復利用若しくは2人で1枚づつ利用にはなりますが、2枚切符は当日に窓口で購入できるのでオススメです。

ネット切符は携帯ないしPCから、JR九州の会員登録しておく必要があります。

>>885系かもめ|JR九州

長崎-福岡博多間の移動手段②在来線

時間はかかりますが特急を使わず在来線のみで移動する方法もとれます。

所要時間は、3時間30分~4時間です。

時間がかかる割にはかもめの割引切符やバスよりも高いため

あまりお勧めはできません。

以下在来線のみの移動手段の料金表です。

乗車券2,860円
青春18きっぷ(1日分)2,410円
旅名人の九州満喫きっぷ(1日分)3,666円

18きっぷは使用時期が限られるため、制約も多くうまく使いこなせるならば、十分元はとれるのですが

のんびり寄り道しながら移動したい方にはおすすめです。

>>駅・きっぷ・列車予約|JR九州

長崎-福岡博多間の移動手段【高速バス編】

高速バスは移動手段が2種類あります。

  • 九州急行バスが運行する九州号
  • ユタカ交通が運行するユタカライナー

上記2パターンを順番に解説していきます。

高速バスでの移動手段①九州号

九州号が昔から運行しており知られています。

スーパーノンストップ出島道路経、スーパーノンストップ、福岡空港経由の主に3種類の便が運行しています。

時間は天神バスセンターを経由するため、博多着はスーパーノンストップで約2時間30分程度です。

便数の多さが魅力です。

特筆すべきは回数券の有効期限がないことです!

これにより頻繁に利用されない方でも、お得に利用することができます。

2021年8月31日より往復運賃、4枚つづり回数券が若干値上げされました。

かわりにweb回数券が追加されJR含めて最安値となっています。

ただしweb回数券には有効期限が設定されており最大3ヶ月です

以下九州号の料金表です

片道運賃2,620円
往復運賃(片道分)2,400円
4枚つづり回数券紙版(1枚あたり)2,225円
4枚つづり回数券web版(1枚あたり) 2,125円

>>高速バス「九州号」│九州急行バス

高速バスでの移動手段②ユタカライナー

コロナ禍により便数は減りましたが安さで重宝していたユタカライナーですが、2021年8月23日より長崎-福岡間は全便運休となってしまいました。

残念ではありますが、九州号のライバルとしてぜひまた復活していただきたいです。

下記は、ユタカライナー運行時に記載していた記述ですので、参考までに。

ユタカライナーは2019年より参入しております。

料金は今回の中で、最安値をたたき出すコストパフォーマンスです。

所要時間も2時間15分と九州号を上回るスピードです。

特筆すべき点は。長崎発の早朝便と博多発の深夜便です。

早朝便は長崎5時発、博多に7時15分に到着です。

深夜便は博多24時30分発、長崎に26時45分に到着です。

逆もあったらなと思うのですが需要があまりないのですかね・・・。

通常料金2,000円
WEB割1,800円

>>ユタカライナー│ユタカ交通株式会社

長崎-福岡博多間の移動手段に西九州新幹線が参戦【2022年秋〜】

今回は、長崎-福岡博多間の移動手段についてまとめてみました。

ユタカライナーの運休、九州号の値上げと高速バスは厳しい状況が続いています。

それでも私が福岡まで移動する際は、よくバスを利用しています。

本州まで行く際でもバスで福岡まで行き博多から新幹線に乗ったりすることもありますが、やはりオススメは高速バスです。

2022年秋より西九州新幹線が開業する予定ですが、全線開通は行われない見通しです。

※九州新幹線と表記すると鹿児島線まで含むことになりますので、当記事ではあくまでも長崎-福岡博多間の「西九州新幹線」に焦点を当ててご説明しています。

なので、長崎-福岡博多間の移動手段としては「高速バス」はまだまだ優位に立てる状況かと考えています。

もし長崎-福岡博多間を新幹線で移動するなら、武雄温泉駅で1度乗り継ぎが発生し、おそらく料金も値上げされるでしょう。

いくら時間が短縮されると言っても、値上げかつ乗り換えまで余計に発生するのは、個人的には大きなデメリットと考えます。

利用者の立場としては、納得がいくレベルの割引運賃が発表されるか、どうしても急いでいる時にしか個人的には利用は控えめになると予想しています。

とはいえ、移動時間は「寝て起きたら到着している」が私個人の理想形です。

また、西九州新幹線が全線開通し、山陽新幹線との乗り入れが望まれますが、まだまだ先の話になることでしょう。

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